比叡山&比良山地ぐるっと一周

『 洛北〜湖北のおいしいとこ取りツーリング! 』


 
  2013年 10月 12日    by.とーこ






週末のたびに雨模様が続いている

さらに台風まで押し寄せてくる

バイクに乗るまで

今までわたし

こんなに空を見たことあったかな



乙女心と秋の空


もとい


Rihoの心と秋の空





* * *




心配された空には薄っすらと白い雲が流れ、心地よい風が吹く


「いい感じや〜!ほんまツーリングの季節や〜っ!ヒュー♪」




本日ツーリングレポートを務めさせて頂きまするは

すっかりご無沙汰しております



とーこです。



あ、けしてサボってるわけではありません。

それもこれも、ひいては『LIPSTICK』繁栄のた。。。(略



本日も晴天なり! 




??




さてと

そんなわたしの戯言に

しばしのお時間、お付き合い下さいませ






■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■





今日の相棒は2代目Fちゃん『FZR250』


この春、ヨッシー&Rihoちゃんにまんまとそそのかされ(?)

ついついノリで購入した古き良き時代のレプリカバイク


これがなかなかのじゃじゃ鉄馬

初心者にやっとこさ毛が生えたようなわたしには

とても上手に扱えるようなバイクでは無いけれど



街を走れば興味深々に振り返ってくれるライダーちらほら


駐車場に停めれば「懐かしい」と声をかけてくれる人ちらほら



でしょぉ?でしょお?カッコいいでしょぉよ!!



だんだん扱いにくさもクセになってくる


そう、レプリカの楽しさは乗ってみないとわからない




かつての古き良きバイク黄金世代に生まれていながら

どうして今まで全く興味を示さなかったっ!!そんな自分が実に悔しい。。



ぅお〜あの時代よ〜カンバックゥ〜!



・・・。






「 そんなんええから、はよ用意しぃ〜!!」

の声がイラついている



えーやないの。。


ちょっとくらい情感も楽しも



ほな行こ



出発や








■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■






ヨッシー企画

『比叡山&比良山地ぐるっと一周、洛北〜湖北のおいしいとこ取りツーリング!』

どんどんどんパフパフパフ〜♪








第二京阪の1号線を爽快に駆け抜け、待ち合わせ場所は枚方市某コンビニ







一番乗りは散歩がてらにお見送りに来てくれたばたやん

「あぁ、今日は大型犬に乗ってここまで?

それはそれは。

で、いつ ”大型犬免許”を取得したの?すごいねぇ〜」




ばたやんよりもはるかにでかい毛むくじゃらのその彼の名は”アシュレイ”君

愛してやまない家族の一員だそう

正直でか過ぎて一瞬引いたけど、人懐こくて心優しいアシュレイ君

すっかりみんなの人気者






戯れるカズちゃん


値踏みするマリアッチ


ここぞとばかりにいい人アピールのケイちゃん


FTRに乗りたいアシュレイ





続々とみんな集まってきたところへ

恐る恐る「あのぉ〜LIPの方たちでしょうか?」と話しかけてきたむねぴょんさん

はじめまして^^

本当はツーリングに参加したかったけど、肝心のバイクは車検中らしく

残念ながらお見送りとのこと。




そして、何度かのお見送りでお会いしながらも

実はリップツーリング初参加のさん



釣ーりんぐの時には旦那様とお顔を出してくれたエイトさん




改めまして




ようこそLIPSTICKへ^^

 

 



さぁ、面子も揃ったところで

本日のリーダー、ヨッシーの号令でっせ〜!







「えー、本日は天気にも恵まれ〜、え〜安全運転でよろしくお願いします。

隊列ですが〜、僕が先頭で〜・・・」



僕て


僕て


。。。僕て




いつもそんなんちゃうやん


緊張気味のスタート

けど、やるときはやる男

ヨッシーの先導で御一行様、出発進行!





まずは先程、爽快に走ってきた第二京阪1号線を京都方面へ

2グループに分かれて いつもの千鳥走行

どこも曲がるとこなく ただひたすら真っ直ぐ進む道

でも京都市内に入るとさすがに信号だらけ。。




わたしの後ろを走る肥後ちゃんが必死に着いてくる気配を感じる。

「だって、とーこさん信号で止まりそうな意思出しながら加速するんやもん。」


いや、別に意地悪してるわけちゃうねんで。ケケケ・・・





京都の町は好き


バイクで走ると何度も足止めされる信号は確かにウザい

けど、古都と近世が融合する町並み


つい周りをキョロキョロしながら小躍りしてしまう


そんな京都の町を一人密かに堪能している間に

市内を抜け、いつの間にか367号線



割りといいペースで走ってきた




と、ここで


コンビニ小休憩


「ごくろうさん、今から走りやすくて気持ちいい道やから」

と、みんなを気遣うリーダー、ヨッシー






バッタも一緒にツーリング




そういや今日のRihoちゃんなんか静かやな。。





空の色は まだ大丈夫






京都市内では信号のたびにスパッとBグループと分かれ

Bグループの先導をしていたカズちゃんは

さぞかし冷や冷やしながら付いてきたと思われ

LIPSTICKチーム内最南端から参加のカズちゃんマリアッチィから言わせれば

「どこまで連れてくんね〜んっ!」てなとこだろう



ただ、先月のヨッシー企画

『残暑をぶっ飛ばせ!爽快但馬路ツーリング』の巻でも

お二人は一番遠い最南端からの参加にも関わらず、

えらく大層感動し、お気に召されたところを見ると

きっと今日のツーリングも内心わくわくしているに違いない



もしくはかなりの。。。

M ゴニョニョ。。。。 いや、独り言



「ねね、どこ行くの?どこ行くのぉ?」




そうだ

今日のテーマは『洛北〜湖北のおいしいとこ取りツーリング』だった。




そもそも「おいしいとこ」てどこやねん


ヨッシー&Rihoちゃんがマル秘で進めてきたこの企画

行く先は未だわからない



時刻はまだ10時過ぎ

朝早く出発するとなんだか一日を得した気分になる


そろそろお腹もすいてきた


さぁ〜今から快適!快走路〜!走れ走れ〜





山間をゆるやかに登っていくと

京都ぉ〜大原三千院〜♪

毎度のことながら、前を通ると必ずや口づさんでしまう


それはきっと

『関西電気保安協会』の文字を普通に読めない関西人の宿命






。。。って、さっきのとこ信号あったか?

なんでココで離れたん




んじゃ、仕切りなおして行くぞぉ!!

みんな着いてこいよぉ〜 洛北〜湖北のおいしいとこ!



少しペースをあげつつ、気持ちよくライディング〜

気温はやや低め

けど、夏のあのヤバ過ぎた暑さを思うとなんて素敵にジャパネクス




走っている最中、何度も感動する景色に出会う

いつもこの瞬間をカメラに〜っ!と思う

心の中でシャッターを切る


思い出はいつも胸の中




367号線「鯖街道」


ライダーなら一度は走りたい道百選(ほんまかぃな)

その昔、若狭湾で採れた魚介(主に鯖)を

京都の街へ運ぶルートだったことからそう呼ばれているらしい

鮎釣りのメッカでもある安曇川を横目に

綺麗な川水のマイナスイオンを感じながら

本当に気持ちのいい快走路




実はこの道、まだ「LIPSTICK」を発足してない初夏の頃に

バイク乗り始めのよちよちバンビ状態で仁と二人で走った場所

憧れの琵琶湖一周を怖々走った思い出が蘇る


あの頃は景色どころじゃなくて

ただ走ることが必死

まだけしてバイクが楽しいとは思えてなかったかな〜






本日の昼食は、道の駅”くつき新本陣”でのランチバイキング

「※昼食は地元食材を使った田舎風バイキング。

なので、前日夜以降の食事を禁止します?」

の参加募集要項に従って、さらにお腹はぺこぺこ状態!!




必死のチョイス中





とーこセレクト



のんびりとした自然の風景に囲まれて

素朴なお母さんの味

ほっと一息




え〜、みなさましばしご歓談を。






空腹も満たし、宴もたけなわではございますが

薫さんとエイトさんはここら辺りでそろそろ帰路へ





また一緒に走りましょう〜と笑顔で記念撮影





さて気分上々

次なる”おいしいとこ”を目指し

わたしたちはさらに北東へと進みましょ〜




若狭街道を下り琵琶湖沿いを走る161号線

さっきの山間からは、ほんの少し一変し

ところどころ琵琶湖が見渡せる



薫さんとエイトさんをわかりやすい道までお送りし

さらにハイペースで進み始めたその直後


なにやら怪しい雲の影





ポツ







ぎゃあ




え?




マジ?







わ〜〜〜雨や〜〜〜!!!






とうとう恐れていたこの瞬間

参加メンバーの誰しもが感じていた黒い疑惑



今まで口数少なく静かに時を待っていたRiho様の声が

エンジン音よりも鮮明に聞こえてくる気がする


「もぉぉぉぉお!!ヨッシー!!」


けしてヨッシーのせいではないと思いつつも

当の本人もバツの悪そうな顔をしている。。。 ようにも見える




ガード下にすぐさま避難して待機

その間、 ヨッシーはやたらと「これは通り雨だからすぐ止む」

という言葉を発し、スマホで雨雲レーダーを確認する



とりあえず雨合羽を着込み万全の態勢

誰も信じちゃいない「通り雨」


だって目指す方向の空が真っ暗ですもの。。



「ほら、止んできたやん」

催眠術のようにみんなに暗示をかけ再度出発




その間、まだRiho様の声は幻聴のように聞こえてくる











そうして見えてきたのは

街路樹百選 マキノ高原”メタセコイア並木”







たくさんのライダーが集まるツーリングのメッカ


「ぅお〜来た〜!!!」



とココはテンションを今日一上げたい”おいしい”場面だったハズ


が。。


雨はますます勢いを増すばかり。。



Riho様、眉間にシワ寄ってまっせ


「もぉぉ〜雨止めへんや〜ん!」

「止むて、ホラ」

とスマホを取り出すヨッシー

「もぉぉ〜その訳のわからん雨雲レーダー情報いらんねん!」



まぁ

いつものことである






ここで瞬間晴れ女(?)とーこさんの出番がやってきた

憧れはメタセコイアの木々から木漏れ日でしょ?

わかる!わかる!写真撮影したいよね?

せっかくココまで来たもんね〜。




そんなことならお安い御用

晴れさせてみせましょ〜ほんの一瞬でも



メタセコイアイッテコイヤ〜〜〜ア〜ッ〜ハー!!!



なんと!!



雨が少しずつ小降りに!そして光が!

今や〜!今しかないぞぉ〜(ほんまかぃな)


Riho様のお顔も少しずつ晴れてきた


そして今しか無いこの時間を、大の大人が数時間

延々とあーでもないこーでもないと写真撮影ちう




 









こらこらこら

ココは公道やっちゅうねん











写真撮影に飽きて羊と戯れるカズちゃん





どんなけやねん

みんなウレシか!

どんなけ”メタセコイアうれし”やねん!!

という新たな言葉を産み出し

さっきまでの雨を忘れたように笑顔になる


実はまだ雨は止んでない









ココはメタセコイア並木

さっきも言った通りツーリングのメッカであり、

ある意味バイクを愛する者にとっての聖地

ほんの2.4kmほどの距離を色んなバイクが行き来する




そんな中に何度もわたしたちの目の前を往復する一台のバイクが。



ん?


見たことある色合い



お?



お〜あれは懐かしい生き別れのお兄ちゃん!!

二代目Fちゃんと同じカラーリングの『FZR1000』



慌ててみんなで道を塞ぎ

半ば強引に引き止める


(そやから、ココは公道やっちゅうねん)



バイクの主様、フルフェイスから垣間見えた笑顔が

「やっと声かけてくれた」的な満面の笑み

どうやら主様もわたしのFちゃんが気になっていたらしい。

どおりで何度も往復。。。


「この時代のバイク、なかなか見ないですからね〜」と主様





※写真撮影のためにわざわざ向きも変えて下さり

しかも「乗って写真撮ってもらっていいですよ」まで言ってもらえ

あの時の通りすがりの方、本当にありがとうございました♪







ライダーらしい出会いあり〜の

少年のようなピュアな気持ちに戻り〜の


ほんとうに素敵な並木を思い存分堪能したし、そろそろ帰りますか〜








帰り道はいつもの通りのんびりと

時の行くまま気の向くまま

















THE END







本日の走行距離

約300km